公認会計士試験の選択科目である統計学は、記述統計とデータ解析、確率、推測統計、相関・回帰分析の基礎が出題されます。
2006年から新しく導入された科目であり、数学的要素が非常に強い科目です。
2006年から新しく導入された科目であり、数学的要素が非常に強い科目です。
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統計学とは
統計学は、経験的に得られたバラツキのあるデータから、応用数学の手法を用いて数値上の性質や規則性あるいは不規則性を見いだす学問です。
統計的手法は、実験計画、データの要約や解釈を行う上での根拠を提供する学問であり、幅広い分野で応用されています。
具体的にはデータ解析やファイナンス理論に必要となる記述統計、確率、推測統計、相関・回帰分析等に関して、データを用いた計算方法や確率を利用した統計的評価方法を学ぶことになります。
公認会計士試験における傾向
>公認会計士試験における統計学では記述統計とデータ解析、確率、推測統計、相関・回帰分析の基礎が出題されます。
統計学で必要となる理論は限定的ですので、暗記すべき論点がとても少ない科目であり、出題内容自体も、基礎重視の標準的レベルで安定しています。
微分積分など数学の素養が不可欠ですが、あくまで基礎レベルの出題ですので、「高校文系数学」のレベルまでで対応できる問題しか出題されていません。
試験のポイント
統計学は数学的要素が非常に強い半面、出題内容は、基礎重視の標準的レベルで安定しており、初学者でも講義・答練を通したトレーニングを十分にすれば、合格が狙える科目です。
また、ボリュームが少なく計算問題重視なので、数学は得意だが経済学は荷がという受験生におススメです。